Ena Communicationでは、コミュニケーション能力を向上させる様々なプログラムをデザインしています。

そのプログラムのデザインに欠かせないのが『アプライドインプロ』というメソッドです。

 

アプライド・インプロ(応用即興演劇)とはインプロから進化したトレーニング法です。

俳優のトレーニングとして考案された数々のインプロ(即興演劇)のゲームの中には、「伝える」「受け取る」「共有する」といったヒントが散りばめられています。そして、インプロは感性を養い、コミュニケーションの能力を高める方法として、教育、医療や福祉、ビジネスなどの現場で大変注目されています。
そして、インプロを応用したロールプレイングゲームスタイルのワークショップは、『AI(アプライド・インプロ)』と呼ばれています。企業研修にも取り入れられ世界中で研究されているアプライド・インプロの、世界的な研修機関のひとつにAIN(アプライド・インプロ・ネットワーク)があり、この機関の日本人唯一の理事に任命いただきました。

優れている点とは

 

アプライド・インプロがトレーニング方法として優れている点は、

1.アイスブレイクに最適!
ワークショップ成功のカギは場づくりにあります。インプロゲームを通して、ごく短時間で参加者の心の壁を取り払うことができるので、積極的な参加を動機づけることができます。

2.リフレーミングが身に付き、考え方が柔軟になります。
インプロのグランドルール「Yes and」は相手のオファーを認めた上で、自分のアイディアを付け加えること。インプロを続けていると、それを普通の生活の中でも実践できるようになり、どんなことが起きたとしても、その肯定的意図とつながり、乗り越えられるようになっていきます。ゲームの中で何度も実践することで、別の違った形で身につけることができ、NLPでいうリフレーミング力も強化されます。それはまさにサーフィンのよう!


3.メタファー(比喩)としてのインプロゲームが脳を活性化!

ゲームの要素は現実のコミュニケーションで起こりうる課題の本質を、単純化したメタファーと捉えることができます。普通のロールプレイングゲームでは、つい普段の固定観念にしばられてしまいがちですが、ゲームのようなメタファーではないので発想が自由になります。その体験の中で新しい方法を発見し、現実のコミュニケーションに関連づけて考えることで気付きを得ることができます。


4.即効性が高いのにリバウンドがない!

手軽に楽しめるので続きやすく、「ゲーム」として、インプロを楽しむ中で、普段、あまり使っていない能力が無理なく発揮でき、リバウンドがありません。

これらのことが楽しく身についていくことは、コミュニケーションを重視する仕事の方には大変役立ちます。


●応用事例としては、

・コーチング能力向上
・プレゼンテーション力の向上
・対人対応能力向上
・リーダーシップ向上
・チームビルディング強化

・レジリエンス向上
・エンパワーメント向上
・モチベーション向上
・動的マインドフルネスの実感 

など

* アプライド・インプロのコミュニケーション力向上のポイント

1.現序の自己のコミュニケーションの癖を知ることができる
2.受け入れる/受け止めるココロを養うことができる
3,自己の潜在意識とつながることができる

コミュニケーションとは言い換えると意思疎通のこと。言葉の根本にどんなメッセージがこめられているのかを真に傾聴できるためにも、まずは自分自身がどんな「メガネ」をかけているのか・・・、という自分自身のココロの癖を知ることが、より良いコミュニケーションのカギになります。アプライド・インプロは上記3つを向上させるのに、最も適した方法のひとつです。


<<8つのルールで、自分を極める!>>

『学びの目的』に応じて、以下のインプロのルールを『場のグランドルール』とし、参加者が意識的に実践できるようにデザインします。

1.Yes.and (相手/状況を)受け入れて、自分を考えを返す/ つけたす

2.Be Present
 過去や未来に囚われず『今』に集中する。そして、自分
自身がその場の『プレゼント(贈り物)』となるよう心がける

3.Listen 傾聴する

4.Co-Create 共に創ることを楽しもう

5.Make the other person look good
 相手をたてましょう

6.Be Flexible 
囚われず柔軟に!

7.Be Creative Take Risks リスクを恐れず、想像力&創造力を大切に!

8.Mistake’s a Gift 失敗万歳!失敗は大切なギフトですよ!

 

<<学びの効果を最大限に深める!>>

このように『学ぶ場』を創るためには参加者の目的を考慮しながら、『Teach(ティーチ)』と『Facilitate(ファシリテート)』のバランスを考えてデザインすることで、学びの質を最大限に深めることができます。

【ココロ】
 1.遊び心 2.信じる心 3.好奇心 4.探求心 5.向上心

 

【チカラ】
 1.洞察力 2.観察力 3.傾聴力 4.表現力 5.推進力 6.想像力 7.創造力


そして、更に

ファシリテーター自ら自己開示  
柔軟性と素直な気持ち  
手放す勇気  
笑顔

相手の反応をよく観察して臨機応変に、『引出す(コーチング)』のか『教える(ティーチング)』のかを判断して、提供できるようになることは、講師などのファシリテーターはもちろん、コーチやセラピストなどの方にも重要なポイントとなることでしょう。

 

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