講師業もすっかり長くなりましたが、こうして詳細に講演&ワークショップ内容を記録されていると自分自身の振り返りにもなります。

こちらは、2013年9月15日に開催されたビジネスクリエイター主催のコミュニケーションワークショップでの登壇内容と参加者の声です。

 

件名:勉強会おすそ分け★☆BCメルマガ第254号☆★

 

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◆ビジネスクリエーターズ ◆

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2013年10月 ★☆BCメルマガ第254号☆★

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【1】勉強会おすそ分け

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9月15日のビジネスクリエーターズLiveは慶應義塾大学の超人気講師から学ぶ心からの「コミュニケーション法」

〜3時間みっちりアクティブ・コミュニケーション・ワークショップ〜

と題して

Ena Communication Inc. 代表&慶應義塾大学藤沢湘南キャンパスの超人気講師の樋栄ひかる先生をお迎えしました。

 

■プレゼンテーションとは

 

「プレゼンテーションとは何ですか?」

このひかる先生からの問いで勉強会はスタートしました。

 

この問いに対し、参加者からは

「相手が知りたいことを伝える」

「自分の思いをアピールする」

「やってほしいことを伝えて納得してもらう」

という意見がでました。

 

「では、プレゼンとスピーチの違いは?」

 

プレゼンとスピーチ。

Presentation vs Speech

 

この2つ、喋っている姿の見た目は変わらないが、喋り終わった時点で判断されている。

 

Presentation

→Present

 

プレゼント。つまり、相手に喜ばれる贈り物。

「今」目の前にいる人のための「プレゼント」でなければならない。

 

スピーチというのは話すだけ。

 

プレゼンテーションというのは、伝えることによって聞き手の態度や行動を変容させることです。

 

そして、

プレゼンテーションは「コミュニケーション」である。

一方、スピーチは「インフォメーション」である。

 

コミュニケーション。スペルは、Communication

つまり、Comm(共に)uni(ひとつ)cation

「ひとつのことを共にする」「ひとつのこと」=「目的」

である。

 

しかし、

「コミュニケーション」という概念は大雑把すぎる。

 

「コミュニケーションとは具体的になにか?」

 

コミュニケーションとは、

他人のことを聞いたり

分かりやすく言ったり

やさしく接したり

等のことです。

 

ただし、一般的なコミュニケーションとは違いプレゼンテーションは、役割が明確で話し手と聞き手が決まっている。

 

話し手が前に立った時に緊張するのは、実は聞き手はけっこう怖い顔しているせいでもある。

もちろん聞き手は無意識にそんな表情をしている。

 

それを避けるためにアイコンタクトをしなくなる、そうすると相手の気持ちが受け取れなくなる。

 

つまりコミュニケーションできなくなり、言いたいことだけ言って、スピーチで終る。

それではプレゼンテーションではないし、相手の態度も行動も変容はしにくい。

 

■コミュニケーションをより良くするために

 

「何ができたら良いと思いますか?」

 

この問いに対し、参加者からは

「相手の思ってることを引出す」

「ジェスチャー」

「相手が心をひらくような表情。目を見て笑顔でいる」

「頷く、反応」

などの意見がでました。

 

実はもっとも大事なことは「自分のことをよく知ること」

相手を知るには自分のことを知る必要がある。

 

自分が、こういう人に対してこういう色眼鏡をかける、

自分には無意識に「心の癖」があることを知る。

苦手な人を分かっていたり、心の癖を分かって、それを差し引いて相手に対応する。

だから、自覚する。意識する。

 

知らないでいると、無意識に態度に出てしまう。

 

意識する、自覚するから「強み」として現れる。

場において相手に対して出せると「強み」となる。

 

■3時間みっちりワーク

 

プレゼンテーション、コミュニケーションする

上で、「自分を知る」ということが非常に大事なことがわかってきました。

 

では、自分にはどういう心の癖があるのでしょうか。

どういう風に人とコミュニケーションをとっていけばプレゼンテーションがうまくいくのでしょうか。

 

残りの時間は合計10個のグループワークを行いました。

様々なワーク、グループ内での振り返りシェア、そして樋栄先生からの解説を通し、自分のコミュニケーションにおける

心の癖を皆さん自覚し、意識し最終ワークでは30秒プレゼンバトルを行いこの30秒という短い時間でいかに相手の心を変容させれるか、ということを学んでいきました。

 

■参加者からの感想

「ワーク中心で肩のこらない感じ。自分の枠を取り払った気がします。」

「本で読むことよりも実際に体験することが大切と再認識した。受講してよかった。」

「プレゼンの仕方を変えようと思う。五感を使った表現等、自らを見直す機会となりました。」

「素敵な創造と安心、安全の場でした。樋栄さんの場作りに強く感動しました。」

「講師の進行に引き込まれました。ゲームの連続でしたが、

個々人が自分について段階的に考えを深める構成になっていて、とても面白かったですし、満足でした。」

 

みなさん、自分自身を知りながら、プレゼンテーションについても学べたようで笑顔の絶えない非常に満足度の高い勉強会となりました。

ご参加いただいた皆様ありがとうございました。